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夏の疲れ・だるさ その原因は?あなたはどのタイプ? 生活の中での予防の仕方

夏。旅行やキャンプ・海・プール!と楽しい事があふれている夏。

ですがワクワクした気分とは裏腹にカラダが重くてついてこない、なんとなくだるさが続く、なんていうことはありませんか?

疲労感がとれにくい…

身体が重たい・朝元気に起きれない。 スッキリしない・・・そのような症状はないですか?

「夏はそういうものかな」とあきらめるのは、まだ早いです!

何故「疲れ・だるさ」が残るのかをを知ることから始めましょう。

タイプ別の「夏の疲れ・だるさ予防」の生活ポイントもご紹介します。

夏に感じる重だるさの原因は

【1】夏はハッピーホルモン・セロトニンの分泌がUP 。気持ちに体が追いつかない

日照時間が長くなる夏は、太陽を浴びる機会が多くなり、気持ちを左右する幸せホルモン・セロトニンの分泌が増加します。

そのため気分だけはハイテンション! スケジュールを詰め込んで、その予定を無理にこなして体がバテてしまう・・・。

【2】冷たい物のとりすぎで胃腸の働きが弱まり体調不良になる

冷たい飲み物や食べ物をとると、胃腸の血管が収縮し血流が悪くなるため、胃腸の働きも弱くなる。

これが毎日続くと、胃腸に疲れがたまり、胃痛、腹痛、下痢、便秘などを起こして、体調不良になってしまう・・。

【3】室内外の温度差に体がついていけない

外は猛暑なのに、室内は冷房がききすぎ。屋外と屋内の温度差が10℃以上もあると、体温調節をつかさどる自律神経がパニック状態に。

すると体の機能のコントロールができず、めまい、頭痛、だるさなどの症状が起きる。

これらの事によりカラダの中の「気」「血」「水」のバランスが崩れることが一つの原因と東洋医学では考えられています。

東洋医学の話のときによく耳にするこの「気」「血」「水」は、カラダを支える大事な3つの柱のこと。

気・・・目に見えないが人のカラダを支えるすべての原動力のようなもの
血・・・全身の組織や器官に栄養を与えるもの
水・・・飲食物中の水分を消化吸収によって人の体に必要な形にしてカラダを潤すもの

この3つがバランス良くカラダを巡ることで健康で元気に過ごせると東洋医学では考えます。

そして、この3つはお互いに影響しあっている為、どれか1つでも不足すると他の2つのバランスも崩れてしまいます。

バランスが崩れ、うまく巡らないことで、カラダに様々な不調が出るようになると考えられています。

特に蒸し暑い日本の夏では、湿気が多い為にカラダに溜まった余分な熱を外に出すことが上手く出来なくなったり、汗をうまくかけないということも疲れやだるさの原因につながると捉えます。

■ 自分の気血水タイプがわかる

漢方的にチェック!あなたの疲れやだるさの原因は?

一言に「だるい」と言っても、症状には違いがあります。あなたの疲れ・だるさのタイプをチェックして、原因をみてみましょう。

【胃腸疲れタイプ(脾気虚)】

□ 食欲が落ち元気がでない
□ 疲れやすい
□ すぐに横になりたくなる・・・など
「気」「血」「水」のバランスが崩れると、カラダ全身の巡りが悪くなり、内臓の働きの不調につながります。
夏は「脾」(胃腸の働き)の機能が低下しやすいと考えられています。胃腸は湿気が苦手で、梅雨や夏の高温多湿な気候で胃が弱ってしまうというわけです。また、厳しい暑さのため、冷たい飲み物やアイスなどを食べる機会が増えることも、胃腸に負担をかけ消化機能の低下に拍車をかける原因となっています。

【冷房負けタイプ(気血両虚)】
□ 夏でも手足が冷える
□ 冷房がきいた部屋にいると気分が悪くなる
□ 食欲が落ち、栄養不足を感じる・・・など

「気」「血」の両方が不足し、巡りが悪くなっている状態です。

食欲が落ち、栄養不足による「血」の不足が生じるだけでなく、厳しい暑さの屋外と冷房の効いた涼しい屋内とを行き来することは、カラダには負担になります。熱を逃がすための発汗が過度になると、「気」も消耗してしまいます。体温調節などカラダを調整する「気」のバランスが崩れてしまうことで、カラダの隅々にエネルギーが届けられなくなっていると捉えます。

【水分取り過ぎタイプ(水滞)】
□ むくみが気になる
□ 頭痛やめまいを感じる
□ ふらふらすることがある・・・など

「水」の巡りが滞っていると考えられます。体内に余分な水分を溜め込み悪影響を及ぼすと考えます。

湿度が高い日本の夏は、「水」をため込みやすい環境と言えます。
余分な「水」がカラダに溜まると、むくみとなって現れます。また、「水」が頭部で滞ると、頭痛やめまいを引き起こすと考えます。

自分の疲れ・だるさタイプはみつかりましたか?

■夏の疲れ・だるさ予防の生活ポイント3つ

中国最古の医書「素問(そもん)」によれば、「夏の季節は〈生長(せいちょう)〉という季節で、植物が成長する季節。

適度に軽い運動をして1日1回は発汗するように」と書かれています。

自然の摂理に従うことはカラダにとって、とても大切なことです。

1:この時期に汗をしっかりかく

冷房のきいた部屋ばかりで過ごさないように気をつけましょう!

お仕事の都合上冷房ガンガンのオフィスに長時間いることもあるかと思います。
そんな時、冷房対策はマスト。長袖の羽織りもの、ブランケットや靴下、レッグウォーマーなどオフィスに準備しておくことをお忘れなく。

夏こそ冷えに気をつけてください!

2: 湯船に入る

シャワーだけにしないようにしましょう!!

湯船に浸かることをオススメします。

冷房で冷えたカラダの芯から温めるのに湯船は最適。長湯は控え、お風呂上りに冷房で冷えきった部屋でまたカラダを冷やしてしまうことのないように注意してくださいね。

3: 夏は胃腸を労わる食生活を意識

食事はあっさりした味付けで、薬味(ねぎ・生姜・シソ・ゴマ・みょうがなど)をたっぷりと摂るのがおすすめです。

薬味は漢方的にも良い食材が多く、適度な刺激で食欲を刺激してくれます。暑いからといって冷たいものの食べ過ぎには注意して。夏は胃腸を労わる食生活を心がけてみてください。