
春の養生法
豪雪の地域が沢山ある中でも、小さな春の気配が感じられるようになりました。
春、皆さんご家族体調は、いかがですか?
花粉症、アレルギー、、出ていませんか?
春は、冬の寒さが溶けて緩んで来る時期。
自然界では、草木が芽吹き四方八方に枝葉を伸ばしてゆく季節。
ムックリムックリ。動物も草木も動きだす。
小鳥がさえすり、おたまじゃくしが卵からかえり動きだす。
春は、伸びる、上昇する、動くと言う性質があります。
身体では「肝」の季節。
子どもの身長が、春にグーんと伸びたり、髪の毛は伸びる・爪が伸びるのは、この肝の作用なんです。
春は、やる気マンマン、新しい事にチャレンジ!したくなったり、イライラし易くなったり、反対に五月病のようにやる気が全く出なくなったりと、情緒不安定になってくる。
また、春眠暁を覚えず、、で
眠くて眠くって仕方がない、、か 又は不眠症で眠れない!という人も出てきます。
春一番、風が吹くがごとく、身体もグルグルと目眩が起きたり、春の草は毒素、(アク)が強い植物か多いが如く、身体も毒素を出そうとものニキビ・吹き出物が出やすくなったり。
目がピクピクしたり、疲れやすかったり、ものむらいが出来たり、、、、。
これらの症状はすべて「肝」に関係していて
「肝」が元気だったら出てこない症状なのです。
春先は体調が悪いのよ、、、という人が沢山います。
そして、引き締まった空地の冬から、緩んだ空気の中。
季節は陰から陽へと移り変わる、ちょっと大変な時期。
身体の骨盤も関節も緩み気味。
野球の春キャンプに怪我多いのは、関節か緩んできているから、通常怪我する事のない事でも、捻挫などをしやすくなる。
鉢巻をすると、頭蓋骨が引き締まってシャキン!とする経験はどなたでもあると思いますが、春は頭蓋骨も緩むので、思考が働かず、ぼっ〜としてしまうのです。
アレルギー、花粉症が多いのは、自律神経の乱れ。
免疫細胞の中で、リンパ球という異物が体内に入ってくると、やっつけてやる!という細胞があるのです。
このリンパ球は、リラックスしている時に働く副交感神経が優位の時に働きます。
普段の生活で、副交感神経が優位になりやすい人は、リンパ球が働きすぎてしまい、花粉やアレルギー対象物質に過剰に反応してしまうのです。
つまり
空気か緩む→骨盤か緩む→ぼっ〜としやすくなる、副交感神経が優位になる→アレルギー反応敏感になり、通常異物と思わない花粉なども異物と過剰反応→アレルギー、花粉症の発生。
骨盤か緩み過ぎると、副交感神経が優位になるので、朝起きれない、、やる気がしない、、となってきます。
本来、春は「肝」の季節。
伸びる、やる気に関係しており
肝か元気になりすぎると、副交感神経の反対。交感神経が優位になり
やたらファイトか湧いてくる。異常にやる気が出てきて、ついには
イライラしやすい、不眠症などを起こしてきます。
春になって、わくわくしたり、何かを 始めたい!というのは、正常なる肝の作用からですよ。
肝→肝臓は、レバーですね。
つまり、血の塊。体内の血の循環にも関係していて、寝ている間に血液は肝臓に集まり、朝起きて動くぞ!という時は、筋肉に。ご飯を食べる時は消化器にと、頭を使う時は脳にと循環してゆくのです。
でも、肝の血液を巡らす作用がちゃんと出来ないと、夜になっても、元気モリモリの交感神経が上がったままでいると、頭に血が昇った状態になり、眠れない→不眠症になるし
朝になっても、肝臓から筋肉に血が巡らす起きれない、、。となってしまうのです。
肝の働きと、自律神経は大変関係していて
朝肝の働きが良くないと、交感神経が上がらず、リラックス神経の副交感神経が優位のままだから、起きれない。とも言えます。
【肝を元気に働かせる為には、どうしたら良いのでしょうか??】
春の身体は冬に作られる。
寒い冬の間。草木も人間も本来ジィーとエネルギーを貯めておなくべき時期。
草木は葉を落とし、秋に実をつけ種をつくりジッーと地中で春を待つ。
動物達は、秋にたらふく食べて冬眠に入る。
なのに私達の冬の過ごし方は、クリスマス、忘年会、新年会とイベント続きで、夜更かし、暴飲暴食。
不摂生の塊です、、。
人間以外の自然界すべてが、静かにジィーと春を待っていますが、人間だけは精を使い果たし、消化器をいじめて(使いすぎ)しまっていたら
春になって、伸びよう!と思っても
肝の機能を発揮しよう!と思っても、なかなか発揮できないということに、なってしまうのです。
エネルギーを冬の間にしっかり溜め込むように、
■ 睡眠を十分に、
■ 暴飲暴食を控える事が大切
【肝に熱が入りすぎてしまいイライラが出てきてしまう人、ものむらいなどが出来てくる人は?】
■ ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる。
■ 深呼吸腹式呼吸をゆっくりとする。とくに腹式呼吸は、横隔膜が上がり下がりする事で、肝臓のマッサージにつなかり、「肝気」を全身に巡らせるようにする。
■ 緑の食べ物、酸っぱいものをとるようにする。
■ リラックスをする時間を作り、心にゆとりを作るように。
■ 腸を充分に温めて、腸の調子を整えるようにして、免疫細胞のバランスを整える。
【アレルギー、花粉症、やる気が出ない五月病の人】
■ 朝早起きして朝陽を浴びて、セロトニンを充分に出して、日中は動いて夜ぐっすり眠れるメラトニンが出るようにすること。
■ メリハリ生活を心がけてみましょう!
■ お腹、特に腸を温めるように心がける。
■ 熱めのお風呂にさっ入る事。
■ 大好きな事、熱中出来る事をみつけて、心の温度を上げる事。
【春先にいつも、調子が良くない、花粉症だよという人】、
冬のうちから
■ 身体を冷やさないように。
■ 鼻水が出るというのは、冷えて身体にいらない水分が溢れているから、外にだしたいのです。
■ 暴飲暴食を控え、早寝をするように。
まず、これからスタートしてみてください。
人間の体は本来、不調は無いもの。
自然界と調和出来ないから、不調になるのです。
春は本来気持ちよい季節。沢山深呼吸をして、
気持ちいー〜を体感してゆくようにしましょう!