
冷え症対策 タイプ別の対応の仕方
24節気の小寒を過ぎました。
小寒を過ぎた途端に雪が降ったりと、寒気と積雪に悩まされる本格的な冬の到来となりました。
このような時期は体の冷えが気になりますね。
体が冷えてくると、血流が悪くなり免疫力が低くなります。
体温が1度上がると免疫力が5〜6倍アップすると言われています。
■ 体温が高いと
①血流が良くなる。
② 細胞に栄養や酸素が行き渡るようになる。
③ 老廃物の排泄がスムーズになるなど、血流が良くなることにより、免疫を司る白血球の動きが活発になり病気から体を守ることができます。
冷え性でお悩みの方は、この寒い小寒から大寒の時期には、色々と症状が出やすくなってきます。
それでは、何故冷え症が起きてくるのか。
冷え性のタイプをいくつかご紹介したいと思います。
1、自律神経のバランスが崩れているタイプ
自律神経のバランスが狂うことにより、末梢血管の循環が悪くなり、末梢部の手足が冷えてきます。
例えば人間の体は、頭を働かせるときには脳に血液が集中します。
ストレスやイライラが高まって神経的な高ぶりがあると、脳に血液が集中してしまい、末端まで血液がめぐらなくなっていってしまいます。
冷えるだけでなく、不安やイライラ無気力落ち込みなどの症状も出やすくなってきます。
2、ホルモンのアンバランスによる冷え
女性の妊娠・出産・更年期など、ホルモンがアンバランスになってきた時に下半身が冷え、症状としてほてり等が出てきます。
下半身、特に腹部が冷えてくることにより、顔がほてると言う症状が起きていきます。
こちらは「陰極まれば陽になる」と言う言葉があるように、体がとてもとても冷えきってしまった時(陰極まる)に逆に虚熱と言って、偽りの熱を発し身体がほてると言うことが起きてきます。
雪遊びをしていて、手が凄く冷えると、反対に手がポッポッと暖かくなる現象がありますよね。
このような現象です。
エアコンの風や風呂の沸かし湯など、冷たいものは下に落ち、暖かいものは上に上がる現象がありますね。
私たちの体もそれと同じように下が(下腹部)が冷えれば冷えるほど、気が上のほうに上がりやすくなってくるのです。
このような方の出てくる症状は、冷えの他に生理不順・顔面のほてり・周期的な頭痛などが挙げられます。
3、低血圧タイプの冷え性
これは心臓のポンプの力が弱く、血液が手足の末端まで行き届かない。
筋力が弱く心臓に戻す力がない虚弱体質のタイプといえます。
冷えのほかに立ちくらみ、めまい、肩こり、下痢などを起こしやすいです。
4 、貧血タイプ
代表的なのは鉄欠乏症。
ヘモグロビンの量が減って足りなくなった状態をいいます。
原因としては欠食。過度の摂食。偏食などにより造血に必要な栄養不足を起こし手足だけではなく、全身が冷え疲れやすい、
食欲不振・息切れ・めまい立ちくらみなどを起こしやすくなってきます。
冷えの症状を東洋医学的に考えた場合は
1 気滞
イライラやストレスにより肝気が停滞し末端まで血がめぐらない状況となっている。
私たちの血液と言うのは、使う場所に集中をします。
例えば勉強したり頭を使うときには血液は脳に。
食事をしたときは、消化をするために内臓に血液が集中。
運動する時には筋肉に血液が集中します。
これらの血液の移動をつかさどっているのが肝であり
肝の気がストレスなどによって滞ってしまうことにより、肝の疏泄作用がうまく働かなくなり末端まで血液が行かなくなってしまうのです。
この気滞を起こすのは、肝の気の停滞が見受けらます。
原因として考えられるストレスを解消していくことが、とても大事です。
ストレスの解消として、運動や体を温める・アロマなどでお風呂に入るなどをすると良いですね。
2. 血虚
栄養分である血の不足によるもので、末端まで血液を循環をすることができなくなり、体が痩せたり顔色が悪いと言う虚弱体質を起こしてきます。
改善の為には、ほうれん草、ごま、ひじきなど十分な栄養と、睡眠。
軽めの運動が必要となってきます。
3、陽虚
私たちの体の中には、陰と陽と言う属性があり、体を温める陽の気が不足してくると、寒邪に犯されやすくなってきます。
同じ状況でも、寒さを特に感じたりするの人は陽の気が少ないタイプです。
温かいものを好んで飲んだり、尿の回数や量が多いのも陽虚の人の特徴となってきます。
改善のためには3つの首、手首・足首と肩背部などを温める。
下腹、腰、仙骨を温める。
冷たい食べ物を避ける。
体を温める食べ物を積極的に食べるようにする
色の赤・黄色など色の濃い物、黒い物。
根菜類。
塩気のあるもの。
体を温める作用のある、生姜・ニンニク・ネギ・唐辛子などを積極的に食事の中に取り入れていくようにする。
そして消耗した体力を十分に補給するように、休息をしっかりと取ることが大事です。
このように、冷えのタイプを確認して対応していくのが良いかと思われます。
◆冷えの予防として
1半身浴
心臓から遠く血行が滞りがちな下半身を中心的に温めると、たまっていた血液が全身をめぐりポカポカとします。
少しぬるめのお湯に、心臓を出した形でゆっくりと長めに入ることがお勧めです。
但し肩は冷えが気になる方は、全身浴にするか、かけ湯をしてください。
2 温冷交代
少し熱めの湯船から出て、手足に冷水をかける。これを数回繰り返すと、高温・低温で血管が広がったり縮んだりすることにより血行が良くなって行きます。
3. パワーウォーキングをしてみる
普通のウォーキングより歩幅を大きく、手を大きく振って歩いてみる。
など、生活の中から改善・工夫をしてみて下さい。
この時期、骨盤がひきしまり集中力が高まり仕事がはかどります。
寒い寒いと縮こまらないで、スタスタ動いてみてください!
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