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腎の働き  腎は命門を主る 元気の元

腎は元気の元。

エネルギーをためる蔵です。

その働きは、命門の火といわれ、全身を温め、生長、発育を促進し、各臓腑の生理活動のエネルギー・代謝力となるのです。

身体の中の、陰・陽と考えた時、身体を温める陽の力が命門の火の力なのです。

例えば、消化器である脾は命門の火により、温められて消化作用をすることができます。

もしも、命門の火が衰えてきてしまうと、飲食物を腐熟する力が無くなり、消化不良や下痢などを引き起こしたり、全身の代謝力が低下してきます。

例えば体内水分量を考えてみましょう。

加齢と共に体内水分量は減ってきます。

そこで、増やしたいからと水を沢山飲めば、体内水分量は増えるでしょうか?

命門の火の力が強ければ、飲んだ水分は消化器で吸収され、大腸で吸収されて
火=熱により、水蒸気に変化し脾を上がり肺に入り、呼吸作用とともに全身に周り、身体に潤いが出てきます。

ですが、命門の火が衰え温める力が弱いと、飲んだ水分は水蒸気にならずに、胃の中で吸収されずに、ぽちゃぽちゃと音をたてる胃内停水を起こしたり、夜間頻尿を起こしたりと、膀胱からお小水として出て行ってしまいます。

つまり飲むとトイレが近くなる現象や、身体に水分が残る浮腫現象を起こしてしまうのです。

消化吸収は、腎の代謝・命門の火の影響を沢山受けているのですね。

また、命門の火は性機能とも関係をし、命門の火が衰えた時には、早漏、性欲減退などを起こしてきます。

腎は、元気の源ですから。

腎が強いと精力が強いし、気力・体力もあるのです。

そして、腎気は呼吸器に関係していて、肺の吸う力。
吸気に関係しており、これを「納気」と言います。

息を吸うのが苦しいという症状の時は、腎が虚してきた(弱っている)
時にでる症状です。

息が苦しい、、というと肺、呼吸器!と思いがちですが、
吸うのが苦しい と吐き出せない。とでは症状が違うのです。

吸うのが苦しい時は、腎が虚した時。と頭の隅に入れておいてくださいね。

腎は、エネルギーの根源ですので、人体各臓器を養い、潤すのは腎の力によるものです

腎の陰気が弱ってきたら、内熱・めまい・耳鳴り・腰脚軟。舌質が赤く乾燥するという症状のほかに、他の臓器の陰虚症状として

不眠、動悸、や眩暈。空咳、口操咽干など各臓器の生理活動にも衰退が起きてしまいます。

 

元気の源・腎を元気にしてゆきましょう!