腎は髄・骨・脳に関係する

腎は骨を司り、髄生じ、脳に通ずと言われます。

素問の陰陽応象大論に、「腎は骨髄を生ず」素問の五臓生成篇に「腎の合は骨なり」「諸髄は皆脳に属す」
霊枢の海論に「脳は髄の海と為す」と記されています。

つまり、腎は精を蔵し、精は髄を生み、髄は骨を養い、髄の集まったところが脳という事になります。

腎の精は、成長、発育に関係するエネルギーであり、
つまり衰えてくると老化が始まるのです。

俗に老化現象といわれる症状

耳が遠くなる
白髪になる
毛が抜ける
歯が弱くなる
骨粗鬆症をおこす
脳の機能が衰える→健忘症

これらは全て、腎の精の弱りと関係し、またカルシウムにも関係しています。

腎気が盛んであれば、腎精も十分であり、骨・髄・脳の三者は健全であり、四肢は軽快で力があり、精力旺盛・頭は聡明・耳や目の働きも健やかなのです。

腎精が不足すると前記の如く、骨が弱くなり折れやすくなる。

足腰が弱まり、歯は骨の余りと言われる所から、歯が脆くなり、血不足となり、智力が退化し、耳目が衰えてきます。

これらの、老化につながる現象を食い止めるには、腎精を無駄遣いせずに、作り出す事です。

では、腎精を減らさずに、作りだすにはどうしたらよいのでしょうか？

腎精は、親からもらったエネルギーと、後天的に作り出されるエネルギーです。

まずは、睡眠を充分に取る事です。

寝る子は育つ。
正にです。

眠ることにより、腎精が作られて、成長・発育に関係し脳髄が出来上がってきます。

頭の良い子にしたかったら、塾に通わせるのではなく、
早く寝かせて、ミネラル類をしっかりと食べさせる事です。

腎精を作り出す食べ物は、黒い物といわれています。

玄米・黒豆・黒胡麻・きくらげ・ひじき・海藻類・しじみ・海老・胡桃など、、、です。

腎がしっかりしていると、髪色も黒く、骨密度が高く歯もしっかりとしています。

私は、親からの遺伝のお陰か、、よく眠っているからなのか・・。

お陰様で、還暦を過ぎても白髪は無く、毛染めにお金をかける事は無く。
子どもの頃より、スポーツ三昧。仕事もエアロビクスのインストラクターからスタートし現在に至りますが、骨折・捻挫をする事もなく骨密度も、良い状態です。

かつて、スポーツクラブにカルシウム強化のドリンクを販売に来ていた会社がありました。

会員さん対象に、骨密度を無料で計測。

私が指導者とは知らないので、会員さんに混ざって計測をして頂きました所、

わっ！素晴らしいですね！

牛乳を沢山飲まれていますか？

運動は、週に何日されていますか？？などなど質問ぜめ。

骨密度が高いのは、腎を強くする為の食事・睡眠のみならず、骨密度を高めるプログラムを毎日しているお陰です。

これは、また後ほど、、

ですので・・・腎精を蓄えておくと、まず

生活にお金がかかりません。

美容代・歯医者代・整形外科代・塾代などですね。

ちょっと思考を変えて、生活してみては・・・と思います。

養生をして無理のない生活をしてくださいね。

若いパパ・ママに、教えてあげたいですね！