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しなやかな背骨は若さの秘訣

体をしなやかに緩めることが若さの秘訣となってゆきます。

揺らす・ゆする
などによって関節と関節の間の隙間を作り、血液やリンパの流れを良くしていくことにより、身体の痛みやコリをなくしていくだけではなく
緩やかな関節は怪我の防止にもつながります。

そしてこの背骨の隙間もしっかりと緩んでくることによって、若々しい体を作り出すことができます。

以前テレビの料理番組を見て、あれっと思う事がありました。

魚の煮こごりの作り方を特集していた番組でした。

煮こごりは魚肉の皮や骨になるコラーゲンと言うタンパク質が、水に溶け出してできたゼラチンゼリーです。

コラーゲンは水とともに加熱するとゼラチンに変化し、冷えると固まる性質があるので、煮魚を冬場に放置しておくと煮汁が固まって、ぷるんぷるん状態になっていきます。

お肌や体の若々しさを保つためや、
関節の痛みを取るのに役立つのはコラーゲンだということは、どなたでもご存知のことと思います。

番組の中で、とても興味を引くコーナーがありました。

それは煮こごりは、魚の種類によって出来やすい魚と出来にくい魚があると言うことでした。
つまりコラーゲンが豊富な魚と少ない魚がいると言うことです。

どのような種類にコラーゲンが多いかといいますと、
カレイ、ヒラメ、タイ、ふぐ、うなぎ、穴子等の魚です。

煮こごりができない魚は鯵、カツオ、鰯、鯖などです。

煮こごりができる魚とできない魚の違いが、どこにあるかと言うことも料理番組で言っていました。

ヒラメはカレイなどは、くねくねひらひらと背骨全体を使って泳ぐ魚です。

つまりコラーゲンができる魚は、体をクネクネひらひらとゆらゆらさせながら泳いでいるのです。

鯵や鰯等は尾びれ背びれを使って動き、背骨を動かさずに泳ぐ魚たちです。

この話を聞いて私は、人間にも同じことが言えるんだな!って思いました。

背骨をくねくねと動かせば、コラーゲンの生成が良くなるのです。

 

私たちは加齢とともに背骨の動きが悪くなり、背骨の椎骨と椎骨の隙間が無くなり、身長が縮んで行きます。

身長が縮む理由は、体内水分量が減ること背骨の周りの筋肉が硬くなること。

加齢とともに重力に逆らえずに下垂が起きてくることなどが考えられます。

さらに骨と骨の間にある椎間板と言う、こんにゃくを糸で縛ったような水分を含んだ柔らかなクッションが、体内水分が減り・栄養が行き渡らずスカスカとなったり、潰れてしまうからなのです。

ではこの椎間板が元気でいるために、水分と栄養行き渡らすには、どうしたら良いのでしょうか?

その方法として大事な事はゆっくりと背骨を動かし、しなやかな背骨を作る運動することです。

ゆらゆらと体全体をしなやかに動かしていくことにより、体の中の体液・血液の循環が良くなり椎間板にも栄養が行き渡って行くようになっていくのです。

手足だけを動かすだけの運動では、コラーゲンは生成は期待できないかと思われます。

全身を、特に背骨を緩めてのばしたり丸くしたり骨と骨の間を広げながら動かすということがとても大事になってきます。

柔らかな背骨にはいろいろな効果があります。

1、背骨には脳から続く神経系の中心である脊髄神経が流れています。
背骨が柔らかく隙間があると内臓やホルモン、体全体を支配する自律神経の圧迫もなくなり、内臓の働きが良くなっていきます。

2、神経の圧迫が解放されると四肢の痛み、肩こり、むくみ、手足のしびれなど様々な症状の緩和につながります。
それにより若々しい体を作り出すことができます。

3、体の中心には任脈・督脈という、内臓に関係した重要なツボの流れがあります。
体の中心がしなやかに動くことにより、内臓に関係したエネルギーの流れの循環が大変良くなることにより、内臓の働きが良くなる。
エネルギー、気の流れが活発になって行きます。

激しく、早く動くと表面の筋肉は動きますが
骨に近い深部の筋肉までは動きません。

緩めて、緩めて

奥の筋肉まで刺激をしっかりと入れて、若々しい身体作りをしてゆきましょう!

それには、ゆっくりとした深い呼吸も必要となってきます!