
高齢者に必要な柔らかな筋肉
昨日は私の甥の結婚披露宴でした。
93歳の母が施設から出てきて,披露宴に参列いたしました。
本当に嬉しい反面、施設に入所してから体の筋力の低下が著しくなってきている事に直面すると,悲しい気持ちも・・。
足は細くなり、自分の力で立つことが出来なく
しかし腕の力がしっかりとしているので、補助具をつかんで何とか立ってくれているので、介助をしながらトイレは済ませることができます。
腕の力が無くなったら、本当に立っている事は難しい。身体移動が難しくなります。
認知症はなく自分の歯は沢山あり、食事も取れるのに・・・筋力の低下が著しい著しい。
家の階段から落ちて腰を打った事がきっかけになり、坐骨神経痛を起こし立てなくなり、
家での介護が難しくなってしまい、老健にお世話になった次第です。
施設ではリハビリの時間が毎日はありますが、ほんの数分間。
他の時間は車いすとベッド生活なので、筋力が落ちるのはいたし方ない。
母を見るたび、階段から落ちさえしなければ、筋力さえしっかりしていれば・・・
家族と毎日楽しい生活が送れたであろうと思うと、
1人でも多くの方に筋力の低下を食い止めるようにして頂きたいと切に願うばかりです。
高齢による衰弱は、筋力の低下が1番です。
筋肉量を保つために、何をしていったらよいのでしょうか?
頭に浮かぶのは一般的にウォーキングです。
でも私たちの身体はある時点から、ウォーキングより老化のスピードの方が勝ってしまうのです。
筋肉を維持する方法として、筋トレがありますが、高齢者が筋トレを続けるのは大変です。
上手に行わないと、筋肉が疲労しすぎてしまい、かえって筋肉に老廃物である乳酸が溜まり、
場合によっては冷えや痛みに変わってしまうのです。
効率よく痛みが出ないように筋肉を育てる事が大切です。
その為に大切な事は、柔らかくしなやかな筋肉を作るようにすることです。
筋トレなどで大きな負担をかけて運動すると、筋肉に乳酸などの疲労物質が沢山作られてしまいます。
そして筋トレは縮めることがメインになるので、縮んだ筋肉を作り出してしまいます。
ボディービルダー達はいつも筋肉が緊張していて、腕が曲がっていますよね。
老廃物を体の外に排泄して、クリーンな身体を作ってくれるのは血液などの水分です。
ですが老廃物の乳酸が出来てしまったり、老廃物の排泄のための血液が流れが悪いと、体内のクリーン作業がうまく行かず
血管の中に老廃物が溜まってしまいます。
川の流れが早いと水は綺麗ですが、ドブのように緩慢に水が流れると周りにゴミが溜まりますよね。人体も同じです。
血流が良ければ、いらない物・汚い物はたまりません。
血流を良くするためには、柔らかい筋肉が必要なのです。
一方柔らかい筋肉は、老廃物がたまらずスムーズに血液が流れるので体が温まり、老廃物も少なく、痛みも少なくなるのです。
硬い筋肉は、血管を圧迫し血液の流れを遅くします。
脱力が出来ていて柔らかい筋肉は、素早く動くことができ、また動く幅が大きくなります。
野生動物たちは普段ダラッ~と寝ています。
脱力をしきっています。ライオンはまさにですね。
だからこそ、イザ!!!という時に、瞬時に動く事が出来るのです。
例えばパンツのゴムを考えてみましょう。(パンツでなくても良いですね)
たくさん伸びれば伸びるほど、パーンと縮む力が強くなります。
硬いパンツのゴムは、伸び縮みが少ないです。
伸びなければ、縮まない。=可動域が少ない身体となります。
またいつも緊張の強い筋肉では、血管を圧迫して冷えや痛みの原因となります。
柔な筋肉は、若々しい身体づくりの第一歩です。
また、柔らかな筋肉は怪我の防止になります。
可動域が必然と広いので、硬い人がボキッという可動域でも、柔らな筋肉であれば何ともないです。
可動域が、大きければ疲れない、エネルギーを使わない身体になります。
たとえば、肩が柔らかく腕が高く上がる人は、高い所の物を楽に取れます。
硬いと、可動域が狭く届かない。
椅子を運んできたり、乗ったりと、いらないエネルギーを使う事になります。
柔な身体は、様々な場面で良いことづくめ。
要介護にならないようにまずは、柔らかい筋肉を作りをしましょう!
結婚式の最近のパターンで、
バァバが花嫁のお色直しに付き添う。
そんなシーンを毎回目にします。
私の孫はもうすぐ3歳。
あと20年先位にお嫁さんに行く時に、バァバの役目を果たしたいな
いつまでも柔な筋肉を持ち続けた
と思います。
柔らかな筋肉は、動けるうちから作っておかないといけません。
動けなく、カチカチバリバリになってから、さあー
柔らかな筋肉を作ろう!と思っても・・・・厳しいのが現実。
動ける方、今です!
今からあと数年後を予測して初めてみて下さい!!!
しなやかな身体作りをはじめてみましょう!