
日本人に適したダイエット方法
日本人の体型・体質続きのお話です。
誰もが、痩せて綺麗になりたい。
この願望はありますよね。
私も、同じです。
若かりし頃、色々とダイエットには挑戦を、したものです。
簡単にいえば、知識もない若かりし頃は色々と食べない。野菜だけたべる。
コンニャクなど、カロリーの無いものでお腹を一杯にする。
運動を思いっきりして、汗をかいて身体を動かす。
運動をすれば、痩せる。
と、単純に思っていました。
エアロビクスのインストラクターになって、ハイキック、ジャンピングジャックなど激しい有酸素運度、腹筋、背筋その他筋肉トレーニングを毎日、何時間もしていました。
動きさえすれば、カロリーを使いさいすれば痩せるだろうと。
今から30年前は、今ほど色々な情報は無く、体脂肪を分解する特保茶はなく、タニタの体重計も無く、、正しい健康情報は希薄な時代でした。
情報といえば、有酸素運動をすれば脂肪が燃える。と言う位でした。
私は、エアロビクスの指導を1日3〜4本。
身体がへとへとになるくらいまで、身体を動かしても、体重は減らず、、
身体を動かさない日や、レッスンが半日で終わる日は、動かないと太るのではないか、、との不安から、時間があればランニング、スイミングと、身体を動かしていました。
身体は、疲れてバリバリになり、鍼灸マッサージ、整体と週に何回か通う生活。
スマートになりたくても体重は落ちる事は無く、筋肉はモリモリついて、脂肪との霜降り状態。
気づけば便に血が混じるようになり、腹圧が強いので、腹部に力を入れるとその度に出血が続く毎日となりました。
場所が場所だけに、病院には行きたく無いな、、
と一年以上経過した頃、昭和天皇の下血の話題が毎日報道されるようになり、思い切って肛門科のドアを叩きました。
結果は、痔。
運動のしすぎで、血液が体内が一番下の肛門部に集まり、体温より低いプールでのスイミングで身体が冷え、肛門部の静脈が溜まり、刺激で静脈部から出血をするとの事。
すぐに、重力に合わせて下に下がる運動→エアロビクスやランニングは辞める事。
身体か冷えるプールは辞める事。
そうしないと、子どもを産む事は出来ないぞ!と、声の大きな肛門科の先生に言われたのでした。
身体がスマートになり、健康に良いと信じていた運動により、私の身体は冷えて内臓も下がり、肛門部への圧迫により痔になってしまったのです。
20歳代前半の事でした。
よく考えてみましょう。
一般にスポーツクラブなどに入っているプログラム。
ドンドンと走ったり、ジャンプをするエアロビクスは、アメリカ発祥の運動。
ヨガは、手足の長いインドの発祥。
気功、太極拳は大陸の中国発祥のもの。
私達、日本人の体型体質には、合わないものだったのです。
日本人は、稲作漁労文化の中で培われた体型体質があります。
穀類と野菜を消化するのに良い内臓構造で、腸が長く、手足か短い民族。
足が短いから、重心が低く農業に適しており
漁業のような、網を引く力が強い。
だから、相撲や柔道のように、重心の低い競技は強いのです。
筋肉の比率的は、引っ張る力の屈筋の量が多く、押す力の伸筋か少ないのです。欧米人は、伸筋の量が多いのです。
日本人は、リヤカーを引く。籠を背中に背負って身体を丸くして歩く。これは屈筋を使います。
欧米の人は、トロッコを押す。籠は頭の上に乗せて背中を伸ばして歩く。これは伸筋を使います。
というように、身体筋肉比率が、欧米人とは違うのです。
エアロビクス発祥のアメリカ人は、日本人と違い伸筋が強い民族。だから、ジャンプをしたりドンドン走ったりしても、あまり内臓が下がったりはしないのです。筋肉は上に伸びる力が強いからなのです。
ヨガは手足の長いインド人の身体にあった動きなのです。手足の短い日本人が真似をしてやろうとすると、無理が出て関節や筋肉を痛めてしまうのです。
気功、太極拳はのんびりとした大陸のリズムで、日本人のリズムとは少し違います。
日本人は、畳の部屋で寝るけど洋式トイレに入る。ハンバーグを食べて味噌汁も飲む。
和のテイストを持ちながら、洋も楽しむという
和洋折中、何でもを受け入れる大和。大きな和を愛する穏やかな民族。
屈筋が強いので、骨盤か緩みやすくO脚になりやすく、猫背や内臓下垂を起こしやすい体型。
私は、日本人の体型、体質に則した整体理論、東洋医学と西洋医学を取り入れた健美操と言う健康体操を、日本にエアロビクスを導入した、生駒啓子氏と共に作りました。
エアロビクスは産後をきっかけに縁を切り、健美操の指導に入り、運動と整体医療分野の溝を埋める事が出来ました。
痩せたい=健康体。この願望も骨盤、姿勢、筋肉を整える事で、激しい運動は必要なく手に入れる事ができました。
健康な人は美しい身体であるし、美しい体は、健康であるのです。
それが健美なのです。
痩せていても、冷えて不健康な身体では元も子もないですよね。
動けば痩せる概念がありますが、実は大きな間違いがあるのです。
身体を一日中使って動いている肉体労働者と、ホテルマンのように動かずにジィーと、美しい姿勢で立っている人と、どちらがスマートでしょうか?
答えは後者ですね。
実は、ジィーと背中を伸ばして立つ方がエネルギーを使うのです。
60分間、ウォーキングは出来ますよね。では、、60分間ジィーと、立っている事は出来ますか?
ちょっと厳しいというか、不可能ですよね、、
かつて、悪い事をするとバケツを持って立たされたものでした。
これぞ、拷問ですね。
姿勢を正してジィー立つ。
これは、姿勢保持筋肉。 赤筋という酸素を沢山含んだ、身体をずっと支える筋肉を使うことになります。
赤筋には、酸素を貯蔵するミオグロビンが多いので、酸素を消費しながらの有酸素運動に使われ、脂肪を消費する効果があるのです。実はカロリーを沢山使うのです。
お魚に、マグロ、カツオのような赤身の魚と、カレイ、ヒラメのような白身の魚がありますが、赤身の魚の要素が赤筋にはあります。
酸素を十分に取り込み、姿勢をきちんと保つ運動がスマートな身体を作り出してくれるのです。
かつて、私の主人は老舗百貨店の紳士オーダーサロンに勤務しておりました。
高級スーツ売り場での勤務ですので、それなりにピシッと売り場に立っておりました。
その後、御得意様営業担当に異動とな、売り場を離れて数ヶ月経った時にポツリと、そんなに食べていないのに、腹が出てきたな、、と。
私の中では、やはりな。と。
動いて、食事を減らしてスマートになろうは、危ない落とし穴。
私のように、冷えて内臓下垂の末路があります。
しっかりした呼吸により、酸素を体内に取り込み、骨盤、姿勢を正しくする筋肉を鍛え。身体を温めて脂肪燃焼をする事が大切ですね!
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