
食・お手本は自然界 パート2
医者のいない野生動物は、どのような食事の仕方をしているのかを
考えてみたいと思います。
◎いつ食べるのがよいか?
ライオンは獲物を捕って食料とします。
ですが、お腹が空いている時は狩りをしますが、満腹の時は餌になる小動物が近くに来ても知らん顔をしています。
身近な犬や猫ちゃん。そして本能で生きている赤ちゃん。
具合が悪い時は、食事をしないでジィーとしています。
眠る時間が多くなりますね。
これに反している私達の生活を見てみましょう。
動物の中で、時間になったらお腹が空いてなくてもご飯を食べると言うのは人間だけかもしれません。
文明・知識が発達することにより、太陽に合わせた生活から時計の生活をするようになりました。
太陽が昇ったから起きる。
沈んだから寝るという生活から
時間になったから、目覚ましが鳴ったから起床する。
仕事・学校に行く前にご飯を食べ、3時のおやつ(人によりけり・・)
夕飯ならぬ晩御飯。
仕事が遅くまで。又は通勤時間が長い方は帰宅が深夜。
そこからの食事。
というサイクルが現代社会です。
人間に本来備わっている体内リズムとは、かけ離れた現状です。
動物として本来のあるべき姿が忘れられてきています。
現代社会が作りだしてしまった軋轢と思われます。
野生動物・赤ちゃんに学ぶとしたら
お腹がすいた時に食べる。これが本来の食べ方なのです。
ベストの食事のタイミングを身体のシステムからご説明いたします。
朝起きた時。
午前中と言うのは骨盤が閉まってきて体が排泄の時間です。
アウトプットの時間ですね。
トイレの回数が多くなり、体からどんどん毒素を排泄する時間になっています。
午前中と午後。トイレの回数は同じですか?
午前中の方が、断然多いですよね。
つまり、外に出す時間帯だからなのです。
本来排泄の時間にご飯を沢山食べるのは、実は身体にとっては負担が大変大きくなってくるのです。
寝ている間はエネルギーは基礎代謝にしか使っていないので、夜食べたエネルギーはほぼ体に蓄えられている状態です。
ガソリンが満タンの状態で朝起きて、すぐに食べ物を身体に突っ込むと言うことをすると、
満タンの車にガソリンがさらに入る状態と同じことで、不完全燃焼を起こしやすくなります。
沢山食べれば、元気になり健康になる。
と私も思い続けて来ていました。
整体や、予防医学でお世話になった大先生方の理論を聞いて納得をし、朝は水分とミネラルを多く摂取し果物を食べる位
1か月で。ストンと2キロ体重が落ち、頭は鮮明・排便の力が強くなり身体の軽さを感じました。
約25年近くこのような生活です。
その時から、刷り込まれて健康情報を捨てて、身体で感じる健康法を実践しています。
お腹が空いたと感じる時に食べるようにしています。
付き合いで不要沢山食べたり、遅い時間に食べるとと疲れを感じます。
(付き合いはあまりよくないですが・・・)
そして動く前は水分か軽食です。
一日の中で一番お腹が空く時間は
仕事が終わった16時くらいですね。回って
その時は沢山食べます。
一日にすると1.5食くらいで元気に動き回っております。
食べないと動けない。という事は無く反対に食べると動けなくなります。
こんな話をすると、普通の方は頭がおかしいのでは? と言いますが
身体の声を聞いてみるとそうなのです。
午後の3~5時の間は、一日の中で一番血糖値が下がっている時間帯なので、
この時間に甘い物・おやつを食べたり
炭水化物を取るのが理想です。
私は3人の子育を育てました。 朝起きてきた子どもに「ごはん食べる?」 と聞くと
「お腹空いていない」と答えが返ってきます。 ですので、食べろ!とは言わずにカウンターに食べ物を並べて、
食べたければ食べなさい。で育ててきました。
学校に行くと、「朝ご飯食べていない人は手を挙げて!と言われたけれども、無視していた~」と。
朝ご飯食べないと、犯罪者みたいですね・・・。
ですが私が子どものころには、「テストの前にはご飯を食べるな」 と言われたものでした。
今から考えると、理にかなっています。
朝やテスト前は交感神経が優位になり、頑張るぞ~という気持ちが上がってきます。
そのような時に、食べて副交感神経が優位になって来ると、どうなるのでしょうか?
実は、集中力が無くなってきます。
それは頭を働かせたいのに、消化器に血液が集まり頭が血液不足を起こして働かなくなるのです。
それでも働かせようと頑張ると、血圧が高くなってしまします。
頭と身体のアンバランスが起きてきます。
ですので、朝起きて水分や塩分。ビタミン類である果物は十分に。
炭水化物類は食べたければ、食べれば良いのです。
私の最近のマイブームは、玄米粉・とろろこぶに根昆布のだし、醤油ほんの少し入れてお湯でとき、たまに梅干しを入れて
トロトロしたものを飲む。です。
又、具合が悪くなった時、動物や赤ちゃんは食べません。
ただひたすら寝ることによって、体に良くする為のエネルギーを蓄えているのです。
食べると消化にエネルギーが行くので、
食べないで治癒する方にエネルギーを向けているのです。
エネルギーの無駄使いをしないようにしているのです。
ですが知識のついた大人は、栄養を取らせなくてはいけない!ビタミンを取らなくてはいけない!
と言って、食べたくもない子どもに無理矢理何かを食べさせようとします。
体を治す方にエネルギーを使っている時に、食べ物を食べさせられては困るのです。
私の幼少期は、熱が出たら母はお粥に梅干しか海苔の佃煮。 薬にはお白湯を持って来てくれました。
本来の治癒の仕方ですね。
◎ 子どもの三角食べに学ぶ
三角食べとは、同じものばかりを一度に食べると言う食べ方で、汁物・ご飯・おかずを別々に食べていく食べ方です。
小さな子どもを見ていると、大体このような食べ方をしています。
ですが大人はこの様子を見ると、おかずもご飯も交互に食べなさい。
ご飯ばかり食べないでおかずもちゃんと食べなさいと言って
子どもに何とか色々な物を同時に食べさせようとします。
ですが本能で生きている子どもの食べ方に、何か間違いがあるでしょうか?
我が家の孫を見ていると、全くその通りでよくもまぁ~おかずもないのにお米ばかり食べるなぁ~と思えば、
ご米を食べずに、よくま~おかずだけ食べるなぁ~と感心をして見ています。
実は体の中にはそれぞれの物
デンプンを分解する酵素はアミラーゼ
タンパク質を分解する酵素はプロテアーゼ
脂肪分解する酵素はリパーゼ
ですので、色々な物を同時に食べるのではなく、単食で食べていくことによってそれぞれの酵素が順番に出ると事により
体には負担がかからないのです。
ですが同時に色々なものを食べると、同時に沢山の分解酵素が出なくてはいけないので体としては大変疲れることになるのです。
ですのでどれが良いとは言いませんが・・・本能で食べている三角食べを、ダメと言わないであげてください。
では夜に沢山ご飯を食べて、翌朝疲れて起きてしまうと言う経験はないですか?
私は夜遅い時間に宴会などがあってご飯を食べたりすると、次の朝はとてもぐったりして起きます。
やはり寝る2時間前には食べ終わるのがベストです。
夜遅くに食べると、眠る時間に消化吸収をしなくてはいけなくなってしまします。
本来は眠っている間に、老廃物を回収し疲れを取り、エネルギーを作り出しているのですが、これが出来ない状態になってしまいます。
ですのでエネルギーをどこにどう使うかがとても大事になってきますね。
エネルギーの無駄使いはしたくないですね。
忘れてはいけないのは、食べれば元気になるのではなく、食べれば食べた分だけ消化酵素が使われ吸収にも時間がかかると言うことです。
生まれつき体があまり丈夫でない方ほど、こまめに食事を取られるようにして1度に沢山食べないようにすることがポイントです。
又、腰痛持ちの方。朝起きて腰が重たいという方。
このような方は、遅くに晩御飯を食べる方が多いのです。
何故かといいますと、食べたものがお腹に残ったまま寝ると腹部から腰に掛けて、重さで圧がかかる状態になっているのです。
要するに仰向けに寝た状態でお腹の上に何かを乗せているような状態ですね。
そうなると腰の筋肉は常に重さによって緊張起こすので、朝起きたときに腰が重たい・痛いと言う状態になります。
ですので体に負担のかからない食べ方をしてみてください。
まとめ
1、朝は水分を多めに取り排泄にエネルギーを回すこと
2.体が食べたいなぁ~と思う時間に食べること(よく観察することです)
3.夜遅い時間に食べないこと
4、消化酵素を無駄遣いしないような食べ方をする
に意識を向けてください。