
食・お手本は自然界 パート1
食欲の秋
食のバランスも私たちの自然治癒力を高める上でとても大切なことになってきます。
食に関してはいろいろな情報が世の中に出回っていますね。
テレビであれが良い! と言えば、その商品が棚から無くなる・・・
という位、情報には敏感で素直な日本人だな~と。
そしてしばらくすると、忘れてしまう・・。
とりあえず、健康になるためには!と情報だけは取り入れたい。
でも、ただただ振り回されるだけですね。
本質がわかっていないからでは?。と思います。
私は、お手本は自然界、野生の動物に学ぶ
これを基本にして考えていきたいと思います。
本来人間も動物である以上自然界と調和をして生きていかないと、自然治癒力は目覚めて来ません。
それでは野生の動物は、どのような食事の仕方をしているかを考えてみましょう。
◆私達は何を食べるべきなのか
◎身土不二とは?
動物は本来、今ある作物を食べていきます。
お金を持ってお店に買い物に行くわけではないので、当たり前の事ですが ^_^
動物は、今ある目の前にある物を食べています。
これは身土不二と言う言葉で表されています。
身土不二とは、身体と大地は2つとしてあらず。
つまり一緒なんだよと言う意味です。
大地と人体は同じである。
その地でその時に作られた作物で身体も作られると言うことです。
または地産地消と言う言葉もありますね。
その土地で今とれたものを食するが良しと言うことです。
春夏秋冬により、私たちの体も変化しています。
簡単に言えば
春は毒素の溜まる時期。それを排泄する作用の強い作物が採れ
夏野菜には、身体を冷やす作用があり夏の身体を滋養してくれます。
秋には、冬に備えての身体づくりによい、エネルギーたっぷりの物。
冬は、体を温めてくれる作物が採れ、寒さに対応できる身体作りの手助けをします。
つまり季節にあわせた身体を滋養する作物が出来るのです。
旬の野菜には、絶大な効果がありますね。
現代は食と言うと栄養を考えますが、栄養素を考える上での落とし穴があります。
ちょっとした間違った健康論に、沖縄の人は豚肉をたくさん食べて寿命が長いと言われています。
なので豚肉を沢山食べれば長寿となる。
と言って沖縄の人の食生活を本土の人が真似したら寿命は長くなるのでしょうか?
確かに沖縄の方は豚肉をたくさん食べて長寿なのは事実です。
ですが沖縄は珊瑚に囲まれた島で、アルカリ性の強い土壌と水なのです。
ですから沖縄の方が酸性度の高い豚肉をたくさん食べても、アルカリ性の土壌の作物、水が酸性物質を中和してくれて、
若返りのビタミンB1、2がしっかりと吸収されるので、沖縄の方は長寿で元気なのです。
反対に土壌が酸性に傾いている
又はアルカリ土壌でない地域の人が豚肉を沢山
血液がドロドロと酸性に傾く可能性が高くなります。
アルカリ性土壌の方よりもコレステロールが溜まるリスクが大変高くなっていくのです。
このように、栄養学だけではなく、住んでいる土地のエネルギーも関係してきますね。
以前は。一日30品目食べましょう!と言われていました。
30品目食べるという事は、地元の作物だけでは無理です。輸入品を数に入れないと無理ですね。
実際30品目は、必要だったのでしょうか?
いつの間にか・・・消えてしまった文言ですね。
現代社会は、交通機関が発達し海外からの輸入品がたくさん入ってくることができます。
冷蔵庫があり、1年中体を冷やす飲み物や食べ物を食する事になります。
又、保存料他化学物質により長持ちをし、色艶の良い野菜・果物ばかり。
寒い冬の時期でも、南国の食べ物もたくさん入ってきます。
寒い時期に南国の体を冷やす食べ物を食べたり、ハウス栽培の夏野菜を食べてばかりいると、
体はどんどんと冷えてさまざまな病気の原因となっていってしまいます。
寒い時期に、冷蔵庫から出したものを飲んだら、身体は冷え冷え状態におなりますね。
低体温を招く食事となってしまいます。
その時期に、その土地でとれた旬の食べ物を食べる事が大切です。
⭕️日本人の体系体質からは?
忘れてはいけない事は、日本人は欧米の方に比べて手足が短く腸が長く柔らかい。
そして肝臓が小さい民族です。
欧米の方は手足が長く腸が短い。そして肝臓が大きい民族です
何が違うかと言いますと、日本人はもともと農耕民族であり野菜や穀物である植物性の食事が中心の民族でした。
なので、動物性タンパク質を分解解毒を必要とすることが少ないので、肝臓が小さいのです。
また、日本人は欧米人と比べて胃が弱く、胃薬を飲む人が多いのです。
それはもともと植物性の食事中心であったのに、欧米の食事をすると、
動物性タンパク質、油、糖質を分解する消化酵素が少ないので、
それらを食すると消化器が疲れてしまうのです。
胃薬を飲みながら食事をする人がいますが・・・何か間違っていませんか?
身体に合わない食事をすると、消化器官が疲れ自然治癒力は低下してしまいます。
⭕️体の構造の理論から歯の数に合わせて食べてみる
肉食動物は犬歯しかないです。
草食動物には犬歯は無いです。
人間は、野菜を食べる前歯が8本。肉を食べる犬歯は4本。穀物。堅果類を食べる臼歯は16本。
つまり野菜2
肉類 1
雑穀類 4 の割合がベストなのです。
これらは身体に備わっている消化酵素にも関係してきます。
牛や馬は草しか食べないのに、カルシウム豊富なミルクを出し立派な骨格を持っています。
つまり、カルシウムをとらなくても、カルシウム一杯のミルクを出す事が出来るし、骨格もしっかりしているのです。
動物の中で、一番骨密度が高いのは、馬だそうです。
肉食動物は、食物を取らなくてもきちんと便を出します。
ゴリラは、プロテインは飲んでいませんね。、バナナしか食べなくてもモリモリの筋肉はつくのです。
つまり、
1+1=2 ではないのですね。
食べたものが、そのまま身体になるわけでは無いのです。
食べたものを身体の中の腸内細菌が分解をして、酵素が骨や筋肉を作り出すのです。
。
栄養栄養と栄養ばかり気にしなくても、実は体の中の酵素に合った食べ物を食べれば、
それなりに立派で丈夫な体ができあがるのです。
過去の日本人
食べる物が無く、お粥や芋しか食べていないと言う時代の方
そんな昔の時代の女性は、子どもを沢山産んで
米俵を何俵も担いだり
飛脚は自分の足で何百キロも走りました。
車のない時代に、どこまでも足で行ったのです。
ブーツやダウン・フリーズ・マフラー、暖をとる衣類や暖房器具等が全くない時代の方たちは、
雪が降る時でも隙間風の入る家で、着物だけで生活をしていました。
食べる物が無い粗食の時代です。
現代は食べ物があふれていて栄養がタップリですが、私たちの体は進化したのでしょうか?
昔の人は短命でしたが、今の私たちには、想像もつかないくらいに力があり、体温が高かったのです。
現代は、栄養を沢山とって寿命は伸びたものの、高齢になれば、足が不自由になり介護生活となります。
何か間違っているように思います。
人間も、動物のように体に合ったものを食べていたら、立派で丈夫な体ができあがるはずです。
栄養学にとらわれすぎずに、体が自然に欲するもの
四季豊かな日本人として、必要な物を食べていくのが良いですね!