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秋のからだ

天高く馬肥ゆる秋

秋は私たちの身体にどのような影響与えて行くのでしょうか?

私たちは秋にどのような生活をしたら元気で、いられるのでしょうか?

夏の緩んだ空気から、秋は引き締まった空気へと変わります。

つまり開放的な外に広がるエネルギーから、体の中に集中していく求心的なエネルギーへと変わっていきます。

秋の特徴と言うと、空気が引き締まり、乾燥してくる。

骨盤が閉まりヤル気、集中力が出てくる。

勉強の秋
スポーツの秋
芸術の秋

そして、食欲の秋ですね。

そのような時私たちの体は・・といいますと、

空気が乾燥してくるので、私達の体内水分量は減りやすくなってきます。

空気中には通常たくさんの水分があるのですが、秋になって乾燥してくる事により、

毛穴から自然と水分が蒸発していってしまうということが起きてきます。

またエネルギーが求心的に働くので、冷えや寒さにより毛穴がきゅっと引き締まり、

体の中の熱の放出を減らそうとします。

つまり体温を保持するために毛穴がきゅっとしまって来るのです。

そのような状態になると肌上の面積が減ってくるので、当皮膚は水分が抜けるだけでなく、

縮むという事が起きてきます。つまりシワが出来やすくなってきます。

反対に梅雨時は空気中に水分がたくさんたくさんあるので、

浮腫みやすく肌はみずみずしく潤ってくると言う状態が起きてきます。

秋は老化が進む季節とも言われています。

赤ちゃんの体内水分量80%位

成人になると60%以下になってきます。

つまり水分量は若さの目安とも言えるのです。

ですので秋は老化が進む季節といわれます。

では、体内水分量が減少して来るとどのような症状が現れて来るのでしょうか?

水分=津液と言います。

まず体液が不足してくるので栄養の代謝しづらくなり
新陳代謝も上手く行かなくなってきます。

体温調節も上手く行かなくなってきます。

骨の状態はどうかと言いますと、骨粗鬆症を起こしやすくなってきます。
水分が無く、スカスカ

体内水分量が入ってくるので目はドライアイ
口の中は渇きが進んでいきます。

口の渇きが進んでくると二次被害として、唾液の分泌が少なくなっています。

唾液が少ないと消化液が減り消化吸収が悪くなる。

消化器への負担が大きくなります。

また唾液の中には殺菌効果がありますので、虫歯等になりやすくなってくる。

水分が減ってくると筋肉、関節が硬くなってきます。

私たちの関節の中には水分があって、直接骨と骨がぶつからないような状態になっています。
ですので、

体内水分量が減ることによって、当然筋肉もみずみずしさがなくなり弾力性がなくなります。

筋肉が硬くなり、関節の中の水分も減ってくるので、動きが悪くなってきます。

体内の水分不足は変形性関節症の要因となってきます。

血液も水分の1種です。
体内水分量が減ることにより血液がドロドロになってきます。

それにより血液中に血栓が起きやすくなり、心筋梗塞・脳梗塞などを起こすリスクが高くなります。

脳は脳脊髄腋の浮かんだ状態。
髄液の減少のより、脳に影響が出てきて、アルツハイマーなどを
引き起こす原因となっていきます。

高齢者の奇行に水分を与えたら、落ち着いたという事例もあり
ます。

肌は乾燥や痒みが出てきます。

老人性皮膚掻痒症とよく言われますが、

秋の季節になると肌の乾燥が進むので体にかゆみを起こすことが大変多くなってきます。

水分が少ないので、便秘を起こしやすくなります。

髪の毛はパサつきやすくなり枝毛・切れ毛・抜け毛が増えてきます。

などなど

一般に老化現象と言われる症状が秋は出やすく、症状が進みやすくなってきます。

では体内の水分量を増やすにはどのようなことをしたら良いのでしょうか?

まず私たちの体の中で水分を貯めておく所が

水分は筋肉に蓄えられると言われます。タンクですね。

筋肉の量を増やすように努力してみましょう。

熱中症を起こしやすい老人、子供は体の中の筋肉量が少ない為に起こしやすいのです。

生徒さんにこの話をしましたら、頑張って筋肉を増やそうと努力した方がいました。

1ヵ月の間で筋肉量が増え
体脂肪が減り、
体内水分量が増え、体内年齢が1歳若くなった!と喜びの声を頂きました。

当たり前ですが、こまめに水分補給をしましょう。

部屋の中をしっかりと加湿するようにしましょう。

寝室にはしっかりと濡れたタオルや洗濯ものを干して、夜中にも水分を取り込めるようにしましょう!

そして何よりも大切な事は体の中の腎臓を温めて、肺・呼吸器を強くすると言うことです。

まず腎臓と言うのは吸収された水分を、腎の熱により水蒸気に変える力があります。

その水蒸気は腎臓から消化器に入って行き、

その次に肺に上がって、ゆきます、

肺には、水分を全身にスプリングクラーの様に、巡らせる作用。

不要な水分を、下に下ろし膀胱が出す働きをしています。

ですので肺の機能が弱い人は、下におろす力や巡らす作用が弱いので、顔が浮腫みやすい
ということが起きてきます。

肺が元気だと、空気中の水分をたくさん取り込むこともできるのです。

体内水分が少ないからといってお水をたくさん飲めばそれはすべて体の水分補給につながるのでしょうか?

水分をたくさん飲んでも体には吸収されずに、シワは減らずにトイレの回数が増えるだけと言う方が多いのではないでしょうか?

私たちの体は1 +1 = 2では無いのです。

水分をとったら、体内水分量が増えると思いがちですが、、

実は水を温めて水蒸気に変える力

水分を全身にめぐらせる力

要らない水分を体の外に出す力

それらの連携作用により

体内の水分の循環が起きるのです。

とりあえず・・、

秋は皮膚と肺ををしっかりと整えて、呼吸器を強くして行く事が大切となります。

皮膚も、皮膚呼吸がありますね。

呼吸器の一つです。

皮膚を整えるために、保湿やなんといっても乾布摩擦!

風邪を引かない為に、昔からやっていたものですね。

腎を温め
肺を強く。

体を冷やさず、よく眠て
深呼吸と保湿

まずは、ここから気をつけてみてください。