
骨盤のお話
骨盤健康法
いつの間にかブームになっていました。
骨盤に開閉力をつけることにより、健康を作り出すことが出来ます。
健康になる近道です。
実は骨盤は、自然のリズムに合わせて開閉をしているのです。
まず
骨盤の開閉とは、仙骨と骨盤の腸骨をつないでいる
仙腸関節をつなぐ、筋肉が緩んだり引き締まったりして、骨盤が開閉します。
この筋肉を動かすのが、
自律神経の命令で、
自律神経の働きがよくなる=自律神経の働きを整える事が
開閉力のある骨盤を作り出す事になります。
つまり
自律神経の働きを整える
=自然界のリズムに合わせて生活をする
という事になります。
生活のリズムが自然界のリズムとあっていれば、
身体に負担をかけない生活をして行けば、
健康な身体を手に入れられます。
私事ですが、
骨盤の仕組みがわかっていたので、色々と楽に過ごして来れました。
骨盤が閉まると母乳が出る。
骨盤と乳腺は反対の仕組みとなっています。
出産後は、ベッドの中で骨盤を引き締め、サラシの腹帯を巻いて骨盤の形を整えました。
貧乳の私ですが、お陰様で3人の子どもには、
一度も人工乳(ミルク)を作る事なく、育てることが出来ました。
長男出産時、
息子は、1ヶ月半早くに生まれてしまいました。
早産でした。
生まれる前日は秋晴れの気持ち良い日。
家の目の前の公園で幼児体操をやっており、姉である長女と体操クラスに参加しておりました。
夜になり、仙骨が動き出したのが分かり
うわー骨盤が緩み始めた!と
出産準備バックを確認。
主人に 明日産まれるよ。仕事休める?
と話すと予定日はまだまだ先なので、、
真剣に話を聞いたはくれませんでしたが、やはり・・
早朝に出血があり、産婦人科に駆け込みました。
未熟児で産まれた息子でしたが、呼吸器が強い。
母乳がよく出る。
という事で、保育器には入らずに、普通の赤ちゃんと同じように育ちました。
女性の変革期である更年期障害。
こちらもホルモンの関係で、骨盤の動きが関係しているのです。
骨盤開閉を意識しての生活をしていたお陰様で、
一度だけのホットフラッシュのみでほかの症状は無く
又、生理が長引く、ダラダラする・・の症状は一切なく
スパッと
女性を卒業致しました(笑)
自然のリズムと、身体のシステムを学んでいて
良かった!と思います。
閉まる 開く
どのような状態かといいますと、
閉まると
姿勢が良くなり胸が張る
ヒップがアップしている
頭蓋骨が引き締まり、顔も引き締まる
眼球調整筋が引き締まり、遠くが良く見える
緩むと
猫背で円背。胸が下がる。
顔の筋肉が下がる。
眼球調整筋がゆるむので、遠くの物が見えづらくなる。
などの症状が出てきます。
人間の一生を、骨盤のリズムで考えてみましょう。
骨盤と頭蓋骨は、同じ動きをしますので
人間は生まれた時、(赤ちゃんは)頭蓋骨の大泉門が開いています。
呼吸をするたびに、フカフカと動くのが分かりますね。
人間は骨盤と頭蓋骨が開いた状態で生まれてきます。
オムツをして、歯が無く口に入れる物は液体(乳)からスタートし、流動食を食べています。
骨盤がだんだん閉まり、眠る時間が短くなり、
つかまり立ちをし、歩行を始めます。
O脚だった足が、ストレートになり、まっぐな人間らしい姿勢が出来てきます。
反対に老人は、というと
段々と骨盤が緩みはじめ、老眼になりO脚となり円背になってくる。
歩行が困難となり、つたい歩きをし、眠る時間が長くなり、
歯が無くなり
水分や流動食が主となって
オムツをするようになる。
赤ちゃんの成長過程を、逆戻りする事になります。
人間の生は、骨盤が緩んだ状態でスタートをし、引き締まり活動をはじめ、
骨盤が緩んで、人生のラストを迎える。
こらが、自然の摂理なのですね。
骨盤リズムを一年の中で考えてみましょう。
春は冬の寒さから、空気が緩んできます。
骨盤も同じように、緩んできます。
雪解けと同じように、、
春先の緩み始めの頃は、緊張がふっと緩むので関節も緩みやすく、ギックリ腰や捻挫
を起こしやすい時期となります。
野球選手が春キャンプで怪我をすることが多いのは、その為です。
夏、海の日辺りが、一年のうちで骨盤が一番開大する時期。
集中力は散漫となり仕事や勉強に頑張るのはしんどい。
体は無理がきかずに、ゆったりとしたくなります。
夏休みとは、身体を休ませる時期なのですね。
この開大の時期を過ぎると、空気が徐々に閉まって来るが如く、
骨盤も引き締まり始め、
勉強の秋
スポーツの秋
芸術の秋を迎えます。
骨盤が閉まるので頭蓋骨がしまり、集中力が高まり、勉強をするには良い季節。
(鉢巻きをすると、頭蓋骨が締まるのでやる気が出るのと同じ原理)
筋肉も充実しスポーツをするにも、最適の季節です。
関節も締まるので、怪我や事故が少なくなります。
冬の寒い時期も、骨盤も引き締まり、体も引き締まった状態です。
大掃除、お正月準備、と夏とは比べ物にならない位に、身体は動きますね。
冬の作業を夏にやれ! と言われても・・無理です。
冬は働らける時期。
俗に北国の方は働き者。南国の方はのんびり~と言われるのも、合点が行きますね。
では、一日の中での骨盤リズムを考えてみましょう。
がんばるぞー!という時に働く、交感神経が優位になると、骨盤は引き締まってきます。
朝起きてから日中、頭を働かせ脳を覚醒させ、身体を活動的に動かしている時は、
筋肉が収縮するので、骨盤はキュと引き締まります。
骨盤が引き締まりと、脳や筋肉パフォーマンスが高まります。
休みたいなーという時に働く、副交感神経が優位になると、骨盤は緩んできます。
別名、夜の神経ですね。
脳を眠らせて、身体の疲労回復をさせる時には、
身体の関節が緩むので、骨盤は開きます。
骨盤が緩み、お休みモードになるので、仕事をしたり無理に身体を動かしたりしないようにする事です。
私達の自律神経のバランスに合わせて、骨盤も閉まったり緩んだりしているから・・。
開く 閉まる
この振り幅が大きい程、いつまでも、若々しい身体でいる事が出来ます。
緩めば緩むほど、良く締まります。
パンツのゴムが、沢山伸びれば伸びるほど、パーンと縮む力が強いのと同じです。
熟睡は働き者への褒美と言う言葉がありますが、
緩んで休みモードの時に、しっかり休む。
しっかり緩めば熟睡ができて、眠っている間に、エネルギーの充電がたっぷりと出来るのです。
その分引き締まってくる時には、
しっかりと動き、様々なパフォーマンスを楽しむことが出来ます。
骨盤のリズムを無視して生活をしていると、老化や痛み
身体の不調につながってきます。
現代人の時計での生活が、半病人を増やしている。
骨盤リズムを無視した生活が、半病人を増やしていると考えられます。
特に女性は、生理・出産・閉経と、骨盤の変化と体の変化が顕著です。
身体の声を聞いて、生活をしてみてくださいね。